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MAGNICIDE - RISE TO THE ANNIHILATION CD

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我々日本人は、欧米社会の提供するカルチャーに束縛され過ぎていたかと気づくかもしれないくらいの、パンクシーンの中でも秘境の地扱いされていた東南アジアのシーンであるが、東南アジア等にツアーに行った日本のバンドなどから聞いた話では、独自のシーンが建設されており、確固たる存在感を持つバンド沢山いるそうだ。その中から遂に世界に羽ばたこうとしているバンドが出現、それがこのマグニサイドである。
VIVISICKとFUCK ON THE BEACHの東南アジアツアーを全面サポートしてくれたのが、マグニサイドの連中で、今回はVIVISICKの招聘による来日も決定した。彼らの出す音はハイボルテージで猪突猛進する,激烈なサウンドはGRINDING HARDCOREで、日本の324をも彷彿させるかのテロライザーグラインドスタイルに、いわゆるハードコアパーツや、泣きのギターソロ、そしてサウンドプロダクションも高水準で、最近のRELAPSE系のGRINDバンドに引けを取らない、いやアメリカ勢のGRINDバンド以上のオリジナリティと、ハイエナジーで突き進む激烈サウンドを完成している。

東南アジアには巨大なパンクシーンが存在するのをご存知だろうか? 灼熱の炎天下で、鋲ジャンパンクスからストリートチルドレンまで心荒ぶる無数の若者たちが、その反社会的な活動ゆえ政府に目をつけられながらも、暴動さながらのライブを繰り広げている。不安定な社会情勢のもとに暮らす彼らにとってのパンクは 、単なるエンターテイメントではなく、生きるための闘争であり助け合いでもある。
 東南アジアのバンドは日本ではほとんど知られていないが、楽曲のクオリティやライブパフォーマンスに至るまで、今をときめく欧米のバンドと比べてもまったく引けを取らない。確かに入ってくる情報が他の国々に比べると圧倒的に少ないという不利な点もあるが、それが逆に彼らのサウンドに独自の解釈を与え強烈なオリジナリティを生み出している。
 そんな東南アジアの小さな島国・シンガポールにも良質なパンクシーンがあり、MAGNICIDEはこのマレー系、インド系、中国系などが入り乱れた、東南アジア随一とも言われる多民族国家の下で培養された異端児たちによって結成されたハードコアバンドである。その暴力的かつ性急なビートにのせて放たれる地獄のようなサウンドは東南アジアのみならず、世界でも徐々に着目されてきているところだ。
 これまでは(今もだが)経済的な問題も大きく、東南アジアのバンドが音源を世界へ流通させたり、海外ツアーに出かけることは困難であったという印象は否めない。だが今では欧米や日本から東南アジアへツアーするバンドが増え、彼らが熱い東南アジアパンクシーンの体験を自分の国に持ち帰り伝えてきたことで、今世界でもかなり注目されているシーンと言える。そしてついに、東南アジアを代表してMAGNICIDEが世界進出への第一歩として日本に上陸する。来年にはアメリカツアーも予定しているとのことだ。
 この日本ツアーの一歩がハードコアの秘境とされていたマニアックなイメージを払拭し、東南アジアと日本のシーンがより密接な関係になることを期待する。そして、日本から距離は近いのに遠すぎる東南アジアシーンの息吹を感じてもらえたら幸いです。
(VIVISICK)

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